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すべては、娘さまの思いから
「パパとママが大好き!」そう言い切る長女の衣里さん。
毎年、ご両親の結婚記念日に、サプライズのお祝いをしてきました。結婚25周年の銀婚式の日には、特に大きなサプライズをプレゼントしたい。
ご自身も、25歳というキリのいい数字だったため、
これまで何不自由なく育ててくれた両親への恩返しをしようと思いました。そこで思い出したのが、
「結婚式をあげたかったな」と
お母さんが言っていたことでした。衣里さんは、決意します。
今まで結婚式をあげられなかったことへの後悔を吹き飛ばせるくらいの感動をプレゼントしようと。そして、せっかくやるなら姉妹3人にもサプライズにして、家族全体を驚かせようと。お家でパーティーをするような、
アットホームで明るい結婚式に結婚式の場所に選んでいただいたのが、セントグレースヴィラ。
決め手は、ステンドグラスやチャペルの雰囲気に加えて、
料理のクオリティとスタッフサービスへの期待だったそうです。事前の打ち合わせでは、ご自身も転職活動を行っている忙しい中、
お仕事終わりに式場まで足を運んでくださいました。「こんな事をしてあげたい!こんな気持ちにしてあげたい!ご両親の幸せを願う気持ちの大きさを、打ち合わせのたびに実感しました」と、ウエディングプランナーの田村は、振り返ります。
そんな打ち合わせから生まれた式のコンセプトは、「毎年、おうちでサプライズパーティーをしているようなアットホームで明るい式に」というもの。笑顔がたえない、ご家族にふさわしい結婚式をつくるために試行錯誤がはじまりました。
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みんなの思いが、空も変える
料理から映像などの演出まで、すべてを衣里さんと話しながら決めていきました。
そして、周囲からの支援も次第に広がり、準備が整っていきました。直前の心配は、天気だけでした。
前日の金曜日は、大雨。天気予報では、土日も雨とかなりの悪天候が予想されていたのです。しかし、当日は、とても良い天気で、雲ひとつない晴天になったのです。みんなの想いが、天気すらも変えてしまったのかと思えました。
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お母さまからのベールダウン
ご両親はドレス&タキシードをまとい、素敵な新郎新婦の装いに。
式場のステンドグラスからは、明るい光が差し込んでいました。扉が開き、大理石のバージンロードを歩く新婦。みんなの前に出てからすぐ泣き出してしまいます。それだけ「色々な思い」を持っていたのでしょう。普通は見ることができない両親の結婚式を見ることができて、娘さまも幸せな気持ちになりました。
そして、新婦様の実のお母様から、25年越しに行われたベールダウンが行われると「言葉では言い表せられないほどの感動」に会場全体が包まれました。
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ママからもらった言葉とは
笑顔あふれるフラワーシャワー、会食で読まれた娘さまからご両親への感謝の手紙など、
ご家族全員が心から結婚式を楽しみ、心温まる一日になりました。「ママの夢を叶えてくれてありがとう」
その一言を聞いたとき、結婚式をプレゼントできて本当に良かったと思いました。お父さんからは、「ありがとう」と重みのあるひとこと。そこには、色んな思いがつまっていました。
「人が人を想う気持ち」から生まれたこの結婚式。そこには、まっすぐに幸せを願う気持ち行き交い、たくさんのLOVEに溢れていました。