出会いは、ご長男の結婚式

それは、いまから13年以上前の話。
プロデューサーの服部が、まだ入社3年目だったころ、とある結婚式を担当しました。

「年齢も私と近くて、打ち合わせも当日も、すべてが思い出深いお客さまでした」と
服部は話します。

鮮やかなカラードレス、そして、鏡開きや趣向を凝らした演出など、
すべてに渡りこだわってプロデュースした結婚式でした。

冗談で言ったと思えた、お父さまの言葉

新郎のお父さまは、人情に厚いとても素敵な方でした。
式の運営やスタッフのもてなしに対して、とても感動され、興奮され、楽しんでいただき、嬉しい言葉をたくさんいただきました。その中で、冗談かと思い、当時の服部は重く受け止めていない言葉がありました。

「うちには兄弟がたくさんいるから、ぜひみんなをアートグレイスで結婚式をさせてあげたい」

それから12年。大阪を離れている間に

その後、服部は異動。
大阪から、１２年の間、離れていました。

実は、
その間に、驚くようなことが起こっていたのです。

2012年に、ご次男も、
まったく同じ会場で結婚式を挙げられ、

2016年に、ご三男も、
まったく同じ会場で結婚式をされたのです。

後から伺うと、それは、お父さまがすすめてくださったのではなく、
ご次男も、ご三男も、他の式場も見学をした上で、
「やっぱりアートグレイスがいい」ということで、アートグレイスを選ばれたのです。

奇跡の出会い

2017年、ふたたび服部は、大阪 アートグレイス ウエディングコーストに戻ってきます。
そして、翌年の2018年に、奇跡は起こります。

会場見学にいらっしゃった新婦さまを、服部がご案内しました。そして、ふとした会話の中で、

「実は、兄弟みんなアートグレイスで結婚式を挙げています」

とお話され、そして、

「一番上の兄は、10年くらい前に・・・」

まさか、もしかして、と思い、記憶を頼りに詳しく伺ってみたところ、服部が担当したご長男だったのです。つまり、新婦さまは、お父さまの4番目のお子さまでした。

「心臓がドキドキして、こんな奇跡があるのかと思いました」

服部が奇跡と感じたのと同じように、新婦さまも縁を感じられたようです。
会場見学をされて「やっぱりアートグレイスがいい」と思ってくださり、
ご家族で、4回目となる結婚式がアートグレイスで行われることになりました。

１３年ぶりの再会

結婚式当日。
お父さまとは、約13年ぶりにお会いしました。
お父さまは、握手とともに、「本当に何度来ても素晴らしい会場。良いスタッフ！
子どもたちは全員結婚式を挙げたので、これからはまわりに結婚する人がいたら伝えます」と、
またはじまりのきっかけになった嬉しい一言を言ってくださいました。

そして、ご長男のご家族とも再会します。

新郎新婦の2人家族のスタートから13年の間に、4人のお子さまが誕生され6人家族に。
そして、今年さらに新しい家族が増え、にぎやかな大家族の生活に、幸せを感じる毎日を送っていらっしゃるようです。

ご長男のお嫁さまに当時の感想を伺うと、「とにかく『楽しかった』の一言に尽きる」と。
そして、服部と一緒に写っている写真を、いまでも、ドレッサーの上に飾ってくださっているとのことでした。

「どの結婚式も特別で、子どもたちそれぞれの色がでていて、とてもよかった。どれが一番とか、順位をつけるものではない」とお父さまは語ります。

「アートグレイスは、夢を与えてくれる場所であり、未来へつながる場所。最高の思い出がたくさんつまった場所だからこそ、何度でも戻りたい」

「そして、子どもたちが全員結婚式をしたので、今度は自分たちの銀婚式や家族のイベントで、ぜひアートグレイスを使用したい」とおっしゃってくださいました。

LOVEの思いが積もれば積もるほど、そこは家族にとっての特別な場所になっていく。
お父さまの思いと４人のお子さまご家族を通じて服部は、そう確信しました。

お父さまの『人とのご縁を大切にされる想い』が、素敵な家族をつくり、幸せの連鎖をつくっている。そんな、人生において大切なことを、学ばせていただいています。

これからも、ずっと。私たちは、奇跡の物語のように、それぞれのご家族の人生に、寄り添っていける場所でありつづけたいと思います。