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変わらぬ幸せを願った
11年前のきもちある日、ベストブライダルへ一通のメールが届きました。
「2008年11月に式を挙げた阿部と申します。結婚10周年を過ぎたので、結婚式当日に作ったタイムカプセルを開封しようと考えています。もし可能でしたら、式を挙げたアートグレイスのチャペルに伺って開けたいと思っているのですが…」それは、11年前にベストブライダルで式を挙げられたお客様からのメールでした。
当時、式の当日に、参列したゲストの皆様からのお手紙やその当日の写真、お互いへのメッセージなどをいれたタイムカプセルを思い出の場所で開封したいという内容だったのです。11年前の結婚式の思い出の開封に立ち会えるなんて。
結婚式を提供する私たちにとって、こんな幸せなことはありません。
受け取ったスタッフはすぐに「ぜひお越しください」と返信をしたのです。そして、2019年11月。
美しい秋晴れの日に、阿部様ご一家が、アートグレイスに来てくださいました。その手に抱えられていたのは、あの日の思い出が詰まったタイムカプセルです。
10年後にも変わらない幸せが続くことを願って、
式の当日にタイムカプセルを作られたおふたり。
「10年の節目にゲストの方からのメッセージを読み返し、初心にかえって新たなスタートをお互いに迎えたいというきもちをこめました。」その大切なお気持ちを11年間保管して、この日を迎えられたのです。
11年前、ここアートグレイスウエディングコーストでタイムカプセルに鍵をかけられました。鍵をかけた瞬間、タイムカプセルからは、おふたりを祝福するかのように、たくさんのシャボン玉が。会場全体が幸せな雰囲気に包まれました。
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タイムカプセルから出てきたのは
あの日のゲストの手紙でしたいよいよ、タイムカプセルが開かれます。
まず、タイムカプセルの中から、出てきたのは
結婚式当日のゲストの皆様からのメッセージカードでした。
その中には、今は天国にいるおばあちゃんからのお手紙が…
「まるで、天国からのメッセージみたい…」おばあちゃんのお手紙を読む阿部様に、
おふたりのお子様が寄り添います。
11年という月日の中では、想像していなかった別れと出会いもありました。「このタイムカプセルを作っているとき、10年後は、正直だいぶ先の話のように感じていました。子供がいるのかなー?など、ぼんやりとしか考えていませんでした。でも、こうして11年後の開封に、自分の子どもたちと行う日が来るなんて本当に幸せです。」
結婚式当日のゲストからのメッセージに触れ、
11年前の出来事が、まるで昨日のことのように思いだされます。「結婚式の下見のために、初めてこのチャペルを見た時にキレイな青空で感激しましたが、式当日はそれを上回る青空でした。天空のチャペルで、ゲストの皆様にも好評で、後日に雲一つない青空のチャペルが素敵だったとお褒めの言葉もたくさんいただきました。」
そして、開封の日を迎えた今日も、雲一つない青空がご一家を包み込んでいます。
「私の憧れのチャペル、披露宴会場で行えて、祝福いただけたからこそ、何があっても二人三脚ここまでやってこられたのだと思います。」
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タイムカプセルを開けて、思いだしたのは
今日までの生活11年前の式から今日にいたるまで、おふたりには、
嬉しいこと、大変なこと、たくさんのことがありました。たくさんのことを乗り越えてきた今、
11年前の式当日の自分たちに声をかけるなら
どんなことを伝えますか? という私たちの質問に
阿部様はこう答えられました。「これからの10年、夫婦となった私達に、ビックリするくらい色んなことが起きますよ。嬉しいこと、大変なこと盛り沢山です。チャペルで誓った日の事を思い出して乗り越えていってくださいね!!
私達夫婦になり大きな最初の変化は、子どもたち二人を授かることです。そして私達の関係も恋人同士から家族に変わった瞬間です。家族になって夢や希望がたくさん増えました。そして、大変に思う事ももちろん増えます。自分の都合だけでは時間が回らない大変さを初めて経験します。
夢を叶えるために、お互いの意見がぶつかり合うこともたくさんあります。
その都度丁寧に話し合えたからこそ、今こうして10年後のセレモニーが無事に行えたのだと思います。
10年前はすでに出逢って10年経っていて、お互いの事知り尽くしていたと思っていたけれど、これからもっともっとお互いの良い所悪い所を近くに感じて生活することになります。
その生活をどうぞ楽しんで10年後を迎えてください。
10年後に開封される瞬間二人が今と変わらぬ笑顔でいられますように。」結婚した新郎新婦は、入籍し、式を挙げた当日から
家族になるための生活がスタートします。
家族とは、嬉しいことを共有することはもちろん、ときに大変なことを分かち合い、支えあう存在です。
阿部様も、二人がお互いにとってかけがえのない家族になるために、大変なことをともに乗り越え、この日を迎えられたのです。
まさに、この家族になるプロセスは、LOVEそのもの。タイムカプセルを開けた今、これまで11年分のLOVEを実感された阿部様。
かけがえのない家族となったおふたりに、今だからこそ伝えられるお互いへのメッセージをいただきました。奥様から旦那様へ
「結婚して10年、出会いから20年、気づけば人生の半分以上を共に過ごしているね。独身の時の様な新鮮さは正直無くなったけれど(笑)
今は何でも私が何を考えていて、小さな気持ちの変化にもすぐ気が付き理解してくれるし、的確な判断アドバイスをしてくれる夫として当時の何十倍も尊敬できる存在になりました。子どもたちを可愛がってくれて、おやすみは料理を作ってくれてありがとう!!
まだまだ先の長い人生一緒に楽しい時も大変な時も乗り越えて行こうね!
そしていつも家族優先第一に本当にありがとう♥」旦那様から奥様へ
「結婚してから10年本当にあっという間だったね。結婚してから、いつも優しく支えてくれるおかげで、仕事が頑張れているよ。ご飯も美味しくてとても感謝しているよ。子供達のことも、大切に守ってくれて本当にありがとう。これからもずっと家族仲良くすごそうね。」 -
サプライズで駆け付けた
当時のプランナーとの再会タイムカプセルを開封している阿部様の前に
一人のゲストが、歩み寄ります。
11年前の式を担当したベストブライダルのプランナーが
サプライズで駆けつけたのです。11年前の式の準備では、細かいスケジュールや曲決めなど、
おふたりで悩んで考えて、たくさんのことを決めました。
その準備の日々に寄り添ったプランナーとの再会でした。タイムカプセルから出てきた思い出を見返しながら、
当時にタイムスリップしたように、語り合う3人。
11年分の、たくさんのLOVEがそこにはありました。 -
アートグレイスは、
いつでも行ける、特別な場所「この式場で挙げた日の思い出は10年経った今も変わることなく幸せな時間として蘇ります。」
と語ってくださった阿部様。まさに結婚式はおふたりが家族になるための生活の、スタートです。
「これからの式を挙げられる方には、そのあとの人生において、たくさんの課題を乗り越えていくためにも二人が納得できる結婚式を挙げてほしいです。
家族でいつでも遊びに行けるアートグレイスは、10年経った今、本当の意味でこの式場で挙げられてよかったと思えています。是非結婚式だけではなく、初心に帰ることのできる場としてもおすすめです。」この言葉の通り、阿部様は結婚式後も、何度かベストブライダルの会場で行われているアフタヌーンティーのイベントにお越しになってくださっていました。
この開封にご一緒できたことで、ベストブライダルのスタッフには
新しい気づきがありました。
それは、「式を挙げる会場は、当日の幸せの舞台であるだけでなく、
式後につづく新郎新婦のLOVEに溢れた生活にも、寄り添うことができる存在なのだ」ということです。これから多くの人の生活に寄り添いたい…
そう実感した一日でした。